1. 学びを「資産」に変えるKUNISHIGE Labの考え方
── AIを知って終わらせないために
AIやNotionを学んでいる人は、年々増えています。
情報も、ツールも、以前とは比べものにならないほど手に入りやすくなりました。
それでも、しばらく時間が経つと、
「結局、何が自分の中に残ったのか分からない」
そう感じる人が少なくありません。
学んでいないわけではない。
使っていないわけでもない。
むしろ、毎日のように触れている。
なのに、
「あのとき良いと思ったことが、思い出せない」
「結局また、検索からやり直している」
そんな感覚だけが残ってしまう。
この違和感こそが、KUNISHIGE Labが向き合っている出発点です。
学びが残らない理由は、ツールではない
AIが難しいからでも、
Notionが使いこなせないからでもありません。
多くの場合、
学びが「その場で消費されて終わっている」だけです。
理解して終わる。
試して終わる。
便利だった、で終わる。
それ自体は悪いことではありません。
ただ、それでは「資産」にはなりにくいのです。
料理にたとえると、学びはどう扱われているか
少し別の角度から考えてみましょう。
私は長年、飲食業界に身を置いてきました。
料理の世界では、
いきなり完成した一皿は生まれません。
まず必要なのは、素材です。
- どんな魚があるのか
- どんな野菜が届いているのか
- どれが新鮮で、どれを後回しにするか
これらを把握し、整理するところから始まります。
学びも同じです。
Notionは「素材を集めて保管する場所」
日々の学び、気づき、試行錯誤。
それらはすべて、料理でいう「素材」です。
Notionに記録するという行為は、
ただメモを取ることではありません。
- どんな学びがあったのか
- なぜ気になったのか
- 今の自分はどう感じたのか
そうした素材を、自分の冷蔵庫に入れておく感覚です。
ここで初めて、学びは「後から使える状態」になります。
LLMは、まな板の上での下ごしらえ
素材を集めただけでは、料理にはなりません。
次に必要なのは、下ごしらえです。
AI(LLM)は、この役割を担います。
- まとめる
- 見比べる
- 言葉を整える
- 別の切り口を見つける
まな板の上で素材を切り、味を考えるように、
思考を加工する工程です。
重要なのは、
素材が自分のものであること。
だからこそ、AIを使っても「平均的」にならず、
自分の文脈が残ります。
形になったものが、表に出る
下ごしらえを終えた料理は、
はじめてお客様の前に出されます。
学びも同じです。
- ブログ
- 資料
- コンテンツ
- 講座や商品
これらはすべて、
整理され、加工された学びが「形」になったものです。
ここまで来て、
学びはようやく「資産」として動き始めます。
資産とは、使い回せる状態のこと
KUNISHIGE Labで考える「資産」とは、
- 一度で終わらない
- 何度も引き出せる
- 形を変えて活かせる
そうした状態にあるものです。
知識も、経験も、
整理されていなければ流れていきます。
整理されていれば、
時間を味方につけて育っていきます。
ここで大事なのは、
完璧にまとめることではなく、
「取り出せる状態」にしておくことです。
知って終わらせない、という姿勢
AIやNotionは、とても強力な道具です。
ただし、それ自体が答えになることはありません。
大切なのは、
- どこに残すのか
- どう育てるのか
- いつ形にするのか
その「設計」です。
KUNISHIGE Labは、
学びを急いで完成させる場所ではありません。
静かに蓄積し、
必要なときに取り出し、
無理なく形にしていくための個人ラボです。
次回予告
次回は、
「なぜNotionが“資産の土台”になるのか」をテーマに、
- そのまま貼って終わるNotion
- 整理し、解釈を足し、あとから加工できるNotion
その違いを、私の運用(整理→備考→データベース→LLM加工)の流れで、もう少し具体的に掘り下げていきます。